ネバーエンディングナイトメア クリアレビュー【ネタバレ無し】

ネバーエンディングナイトメア
私は一体、、、彼女は一体、、、何者なんだ・・・




発売日:2016年5月19日
ジャンル:ホラーアドベンチャー
対応機種:PS4、PSV、PC(英語)
シナリオ:3種のマルチエンド
シナリオクリア時間:約2〜3時間
販売方法:DL専用
販売価格:1,480円

『ネバーエンディング ナイトメア』 プロモーションビデオ
強迫性障害と鬱病で苦しんだ経験を持つ作者が、自身の体験を元に作ったとされる
外国産インディーズ制作で話題のホラーアドベンチャーゲーム。
元はPCのみで発売されていたが、この度PS4・PSVにてローカライズされた日本語版が発売されました。
幽霊やゾンビなどは定番だが、精神疾患での体験をゲームにするとは・・・
そんな斬新なゲームを早速遊んでクリアしてみました。
↓以下レビュー
ブログレビュー用 シナリオ
◆終わらない悪夢。私は誰で彼女は誰なんだ
ナイトメア
主人公のトーマスが見る、『終わらない悪夢』が本作の舞台。
目を覚ました先は次の悪夢が待っており、いくつにもなる悪夢から目覚める事が目的となる。
悪夢には『ある女性』が密に関わっているが、
その女性は『妹』なのか『妻』なのか『精神科医の専属医師』なのか・・・
見る悪夢毎に立場が変わる彼女は一体何者なのか。
そして、主人公のトーマスは何者なのか、どうして悪夢に悩まされているのか。
単純にゲームをクリアするだけでは分からない事が多いが、その不思議で独特な雰囲気に惹かれます。
本作はマルチエンディングを採用しており、3種類の異なるエンディングが用意されています。
結末はエンディング毎に、まっったく違うのでビビりました。
ブログレビュー用 ゲーム性
◆ゲーム性は特になし。雰囲気特化のゲーム
ネイトメア3
本作のゲーム性はかなり薄く、基本的には広い2Dフィールドをただ移動するだけとなる。
多少調べられる箇所もあるが、特にイベントが用意されていたりアイテムがあるわけではない。
故に謎解きや戦闘が無いので、探索要素も無ければアクション要素も無いかなりシンプルなゲームデザインなので、
ホラーゲームは好きだけど、『零』のような複雑なシステムはちょっと・・・と言う人にもお勧め出来る。
ひたすら歩くだけのお化け屋敷のような感じだろうか。
ナイトメア2
一応障害物として、悪夢の中を徘徊する化け物のような者も存在するが、
隠れたり、シカトする事で簡単にやり過ごす事が出来る。
◆白黒の鉛筆画のように描かれた不気味な世界が魅力。しかし物足りなさも
白黒で描かれた色の無い世界はどこか不気味で吸い込まれそうだ。
基本的には白黒のくせに、血の赤さは認識出来ているのが恐い。
また、悪夢の舞台は自宅や精神病院などから始まるが、
悪夢から眼を覚まし次の悪夢へ進んで行く度に画面の黒さや部屋の荒れ具合が酷くなっていくのが非常に不気味。
主人公の心の病み具合がゲーム画面から見てとれる。
・・・と、他のゲームでは感じられないような不気味な雰囲気を感じられるのが本作の魅力だが、
その反面ゲームとして色々物足りなさを感じる部分が多かったりする。
基本的には似たような同じ道を何度も何度も歩かされたり、何も無い部屋が多すぎたり。
恐さを忘れるほどに飽きを感じやすい場面があった。
(インディーズゲームと言う事で、開発面で体力的な部分があるのは仕方ない所もありますが)
◆映像だけでなく、振動や音、光での恐怖を演出
映像はもちろんだが、コントローラーの振動。
コントローラーのスピーカーから聴こえる音。そして光。
あらゆる機能を活用して恐怖を演出している。
音や振動は前世代ゲーム機でもあったが、光の演出はPS4ならではかもしれない。
主人公の心情を表現しているのだろうか?
ブログレビュー用 総評
作者が自らの精神病で体験した事をゲームに落とし込んだという
ある意味リアルホラーを感じられるであろう本作。
普通の人には分からない恐さを感じる事が出来ると同時に、
人間の『精神』と言う部分の不思議さを考えさせられるゲーム。
★良い点★
・他のゲームでは表現出来ないような独特な雰囲気
・死んでもリトライが早く、近場で復帰できるのでゲームテンポが良い

★悪い点★
・探索要素が弱い
・ボリュームの割には少々高い値段設定

点数は7点
雰囲気は嫌いじゃなかったけど、
ゲームボリュームの割にはちょっと値段が高いかなと思う。
また、ゲーム部分で言うと、
探索用要素を濃くして、狂気さがもう少しあればなお良かったかも。
短時間でサクッと遊べるのホラーゲームなので、ちょっとヒンヤリ体験したい人にはおすすめ。
部屋を暗くしてヘッドホンでプレイすると恐さ倍増!
やり過ぎるとプレイヤーが病んでしまうかもしれないので注意な!!

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