メダロット8 クリアレビュー【ネタバレ無し】

メダロット8 公式
新生メダロット!ここに爆誕!!
※最後にヒロインENDあり!




発売日:2014年8月28日
ジャンル:RPG
対応機種:3DS
クリア時間:20時間

メダロット8 公式サイト
死んだと言われたメダロット。
気づけばメダロットDSの復活から早4作目。(DUAL含む)
メダロットブランドの復活は嬉しいが、
作品の中身は過去ファンを納得させるほどの物では無く、
また、新規層の獲得には大きく結びつく事も無く、
新作が出ても、一定数のコアファン以上に売れる事は無かった。
そんな状況を打開すべく、『キャラクター・システム』にメスを入れ、
大きく改善を図った本作。
メダロットの今後にも期待しつつ、レビューしていきたい。
↓以下レビュー
ブログレビュー用 キャラクター
◆キャラデザ一新!!新生メダロット!
本作は、メダロット7〜メダロットDUALのキャラデザを担当した人ではなく、
新たに「しんどう かみち」さんと言う方が担当している。
今までのキャラデザと比べると『萌え』の傾向が強く、今風のデザインだ。
最初は、メダロットの世界にとけ込めて無く、浮いてるかなーと感じたが、
実際のゲーム中ではそんな事は無く、違和感はすぐになくなった。
そんなメダロット8に登場する
主要キャラクターを簡単に紹介!
・ソルト
メダ8ソルト
本作の主人公。
過去にメダロットがかかわった事件で父を亡くす。
そんな悲劇を繰り返したくないと言う反動から、メダロット探偵を目指す事に。
・アニス
メダ8アニス
ソルトとは同い年だが、すでにローレル探偵事務所に所属しており、
仕事上では先輩に当たる。トンコツが好き。
・セージ
メダ8セージ
ローレル探偵事務所に所属する先輩。
アホ枠担当で、パーティを盛り上げる。
後輩に舐められている。
・ローレル
メダ8ローレル
ローレル探偵事務所の責任者。事務所は小さい(?)が、
セレクト隊とのコネもあり、ロボトルではかなりの実績を持つ有能者。
ゲームの冒頭で事故り入院生活を送る事になってしまう。
・メタビー&ロクショウ
メダロット8 メダロット
ソルトがローレルから渡される最初のメダロット。
旅の中で、人間とメダロットの関係性について考え成長していく。
◆過去メダロットもどんどん参戦!
メダロット8 グランビートル
メダロット8 ソニックスタッグ
一部有料のDLCを含むが、
本作では過去メダロットが大量に用意されており、古参メダロッター歓喜となっている。
世界観を新生にしたので、懐古層アピールするために大量投入することになったのかな。
ブログレビュー用 シナリオ
◆世界観が一新!新生メダロット
本作は世界観が一新されていることもあり、過去キャラや過去作の話は一切絡んでこない。
ただ、大筋のメダロットと宇宙の関係などはそのまま引き継いでいる模様。
メダロット8では、メダロットの謎に大きく触れている訳ではないので、
そのあたりの部分は続編に期待。
また、今回のシナリオはキャラデザ同様新しい人が担当している。
◆今回は探偵!?メダロットが絡む事件に立ち向かう
過去にメダロットが関わった事件で父を亡くし、酷く落ち込む主人公ソルト。
二度と同じような悲劇を繰り返さぬよう、彼は『メダロット探偵』を目指す。





今回の物語は、
主人公がメダロットの絡む事件を主に担当する『ローレル探偵事務所』に入社(?)するところから始まる。
『探偵』の設定は凄く面白いが、『7』や『DUAL』同様ツッコミ部分がとても多い。

・中学生くらいの年代なのに就職?ポケモンのような世界なのか
・ローレル探偵事務所は有名なのに、助手は中学生3人・・・
・メダロットを持っていないのに『メダロット探偵』になろうとする主人公
・メダロット三原則などは導入されているのか?
etc

上記のように、「ここんところどうなっているの?」と、
過去作同様に設定の作り込みの甘さが気になる。
舞台を学校にし、迷える生徒のくだらない依頼を解決していく内に
ヤバイことに突っ込んでしまった『○○学校探偵部』的な方が面白かったかも。
ブログレビュー用 ゲーム性
◆システムが大きく変更!運ゲー戦闘が改善!
新生されたのは世界観だけじゃない!戦闘システムにも大幅な変更が入っています。
細かい部分も取り上げると長くなってしまうので、主要部分だけ紹介しよう!
○新生その1
【ターゲット選択、防御行動が任意で出来るようになった】
メダロットと言えば、タゲ選択や防御行動が任意では出来ず運ゲー感が否めないシステムだったが、
本作では、その辺りのシステムが大きく変更されている。
従来と違い、狙いたいメダロットを自由に選択する事が可能に、
加えて敵の攻撃を任意のパーツで防御・回避することができる。
(状況により、防御や回避が出来ない時もある)
この変更により、今まで行動の自由度が低かったメダロットだが、
コマンド選択の駆け引きが生まれ、戦略的行動がとりやすくなっている。
○新生その2
【攻撃行動の『ねらいうち』『がむしゃら』の仕様変更】
前作まではパーツごとに『ねらいうち、がむしゃら』などの”行動”が設定されていたが、
今作ではその縛りがなくなり、普通にパーツを選択するだけなら”行動”に影響されず攻撃することができる。
パーツを使用する際の強制行動としては無くなったが、本作では『スキル』として新たに用意されている。
一部パーツには『ねらいうちスキル』『がむしゃらスキル』が用意されており、
パーツを使用する前に『通常行動』と『スキル行動』の二つを選ぶ事が出来る。
他のゲームで言う『特技』みたいなものかな。
行動が『スキル化』したことでパーツが差別化され、カスタマイズの幅が広がったと感じる。
ちなみに、スキルの効果はこんな感じ。

・ねらいうち=充填が遅くなるが、相手メダの好きなパーツを狙う事が出来る
       (状況によって当たる確率は変動する)
・がむしゃら=威力があがり、全パーツにダメージを入れる事が出来る。
       その後、防御&回避でができない。
       
また、”行動”がスキル化したこともあり、
熟練度は前作同様『うつ、ねらいうち、なぐる、がむしゃら』が『射撃、格闘』でまとめられている。
○新生その3
【リーダーメダロット・・・どれ!?】
「メダロットを任意で狙えるのであれば、リーダー機集中ゲーになるのでは?」
と、思われるだろうが、この点についてもちゃんと変更が加えられている。
なんと!開幕では相手のリーダー機が分からないのだ!!
リーダー機を判別する条件としては、
相手がリーダーに設定したメダロットの頭パーツにダメージを入れる事が条件となっている。
これは中々面白い仕様だと思った。
リーダー機っぽくみせて相手を釣ったり、
相手がリーダー機だと勘違いしているうちに攻撃態勢を整えたりなど駆け引きの1つになっていると思う。
○新生その4
【脚部限定ロボトル】
一部のロボトルでは、脚部限定のロボトルが用意されている。
・水中で戦う『潜水メダ』限定ロボトル(アンチシー禁止)
・空中で戦う『飛行メダ』限定ロボトル(アンチエア禁止)
の2種類だ。
この2つの特殊ロボトルでは、頭以外に脚部を破壊されると機能停止になってしまう。
通常のロボトルとは違い、守る部分が多く、ジリジリしたロボトルが楽しめるが、
作中で戦えるポイントが少なく、空気化している。
いつもと違ったロボトルが楽しめるので、
作中に特殊ロボトルを何個か用意して、カスタマイズが豊富なメダロットを存分に楽しめるように調整してくれれば良いのだが。
○色々変わったが、まだまだ運ゲー感が否めない
どれも、面白い変更点だが、それでもまだまだ運ゲー感は拭えない。
対戦ゲーのポケモンなどと比べると、メダロットは開幕で手札が全て露出するので、
露出した時点で勝ち負けを察する展開も多い。
また、一旦相手の型にハマってしまうと中々覆す事も出来ないので厳しい。
お願いメダフォースでワンチャンもあるが、それはそれで、相手が逆に激萎え間違い無しだろう。
◆序盤ハード、後半イージーな戦闘バランス
ここ数作のメダロット難易度は、ローテを組んでないオートロボトルでも
楽々勝利してしまうバランスだったが、今作はどうだろうか。
まだ所持メダロットが1体しかいない序盤は凄く強く感じた。
まさかブルースドッグごときに負けかけるとは思わなかったぜ・・・
序盤が辛口難易度だったので、
「おっ!これは骨太ロボトルが待ってるのか!?」
と、期待していたが・・・
メダロットが2体揃ったあたりからの難易度は一気にぬるくなったと感じる。
メダロットは戦闘時間が長い分、敵が強すぎるとストレスの要因になってしまう事も考えられるが、
もう少し歯ごたえあっても良いかなと思う。
ブログレビュー用 音楽
◆4作目と言うこともあり、定着してきた曲
DSから引き続き、今作のBGMも水谷さんが担当。
山下さんは作曲強力と言う形で参戦している。
4作目と言う事もあり、すっかり定着してきたが、過去曲と比べるとまだまだ物足りない感は強い。
そんな過去曲ファンに考慮してか、今作ではいくつか歴代のロボトルBGMがアレンジされて収録されている。
これは嬉しいですな!次回からもどんどん取り入れてほしいです。
(一部有料なのは残念だが・・・)
ブログレビュー用 その他
◆愛を感じるメダのモーション
メタビー ミサイル 
モーションは大きくパワーアップしており、今作で推していきたいポイントの1つだ!
同じ行動(ガトリングとか)でもモーションやエフェクトに違いがあり、細かい部分でのこだわりが熱い。
また前作同様、純正パーツでメダを組むと立ちモーションが特別仕様に変わるのは健在。
さらに、純正で組んだ一部のメダが特定のパーツで行動すると、行動モーションまで特別仕様になる!
これは愛を感じるな!メダロットがアニメのように動くかっこ良いアクションは必見です。
あっ!もちろん、イカスメダチェンジもあります!
変形モーションや変形後のドライブ攻撃は、
ほぼ専用モーションなので、凝ってます。
◆若干向上したが、まだまだなグラフィック
メダロット8グラ 
今作はグラフィックが新たに作り直されていて、今までと比べると向上しているのが確認できる。
・・・と言ってはみたが、まだまだクオリティの低さが際立つ。
メダロットのクオリティは安定しているが、人物・背景部分はニンテンドー64+αくらいのレベル。
妖怪ウォッチフィールド 
『妖怪ウォッチ』みたいなデザインやカメラ視点が
正当進化のようで理想だが、開発技術・規模的に難しいか。
◆面白い小ネタ
メダロット7では、オブジェクトを調べたときに返ってくる伝統のリアクションが省かれており
手抜き感が強かったが、今作では復活している。
主人公のリアクションは過去作と比べるとギャグ感が薄く、
普通の反応で少し物足りないが、何かを調べた際に反応が返ってくるのはやっぱり嬉しい。
オブジェクトには、こんな面白い物もw

メダロット8ネタ1 
ゲーム版メダロットの歴史が展示されてるぅーw!
これは思わず「おおっ!」と声が出ました。
メダロット8ネタ2 
続いてはとあるコンビニの張り紙。
なんとメダロットDSが『映画』になってる!!
きっと、主人公が友達から雑な扱いを受けつつ、糞みたいな悪ガキを相手にし、
最後には唐突にヒロインとラブラブエンドを迎える物語なんだろうなぁ。
ブログレビュー用 総評
色々新しく生まれ変わった新生メダロット!皆さんはいかがだったでしょうか?
システムの変更により、ロボトルが一層楽しめるようになりましたね!
まだまだシナリオ面や対人面では物足りない部分が多いですが、
次回作に期待がもてる出来に、今作は仕上がっていると思います。
★良い点★
・大きく変化し、これからの調整が期待できるシステム
・過去メダロットゾクゾク!
・メダロットのモーションやモデリング
・戦闘はいつでも回避できるので、ストレスフリー

★悪い点★
・対面出落ち、運ゲー感はがまだ残る戦闘システム
・印象の薄いキャラクター
・盛り上がらないシナリオ
・メダロット比べると雑なキャラグラと背景グラ

点数は74
最後にメダロット恒例!
ヒロインとのカップルエンドを紹介!
俺が辿り着いたエンディングは・・・・
こちら!!
メダロット8 ED
アニスちゃんでした。
てか、アニス以外との交流少なすぎぃ!
ほとんどの人がアニスENDを迎えるんじゃなかろうか。
(意識せず、通常プレイをした場合)
好感度があがっているようなイベントがどれか分かりづらく、
プレイしていても愛着がわくようなやり取りがなかったので、
ヒロインENDを用意するなら、もうちょいドキドキするような
イベントがあっても良かったと思う。

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