ピコン・・・ピコン・・・
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エネミー・ゼロ
発売日:1996年12月13日
ジャンル:アクションアドベンチャー
販売/開発:ワープ
対応機種:セガサターン(のちにPC版も発売)
販売本数:約60万
CM:エネミーゼロCM ようつべ
トラウマ&トラウマ!!
当時、このゲームにビクビクした方も多いのではなかろうか・・・
なんとこのゲーム。
敵の姿を目では捉えられず、”耳”で把握するゲームなのだ!
うん。今でも斬新に感じるプレイスタイルだな!
そんな、斬新なゲームを作った人こそ、かの有名な【飯野賢治(故人)】である。
地球に帰還する途中の宇宙船・・・
しかし、謎の緊急事態により、宇宙船のクルー達はコールドスリープから目覚める。
状況を確認しようと、部屋を出る主人公『ローラ』だが、
宇宙船船内は未知の生命体に乗っ取られていた。
目の前で死んでいく仲間の悲しみに耐え、主人公は脱出方法を探し奮闘する。
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映画のようなありがちなパターンで、
未知の生物にハラハラしながら、クルーがどんどん死んでいく。
さっきまで交信してた相手が次ぎ会う時には既に死んでいたり、
どう頑張っても助けられない展開は中々辛い。
ちなみに、クルーの中には主人公含めてカップルが2組くらいいるようで、
乗組員同士の恋愛については寛容な様子。
最終的には”愛”の力のおかげで主人公が生き残る展開で、
全体的に映画でよく見るやつが多い。
主人公の金髪美人『ローラ』。
コールドスリープから起きて謎のエネミーに襲われ、クルーも殺され散々。
まるで、洋画のようだ。
○敵の姿は見えない・・・頼りは音!
敵を視界に捉える事は出来ず、特殊なアイテムが敵との距離を音で知らせてくれる。
これが、中々のトラウマでビクビクしたもんだ。
『エネミー・ゼロ』ごっこといった、「ピコン・・・ピコン・・・」口で発しながら襲いあうという遊びもした。
(知名度的に兄弟でしか遊べなかったがw)
音による敵の把握だが、【正面、横、後ろ】とそれぞれ発する音が違うので、まずはその違いを確実にしないと始まらない。
敵が1体ならまだしも、複数いると音が入り乱れて、思わず泣きたくなる。
○クセのある銃
敵を倒す武器は”エネルギー銃”という特殊な武器を使用することになる。
FPS視点で音を頼りに見えない敵と対峙するのだが、銃を乱射して倒すビジョンを防ぐためか、
この”エネルギー銃”は一定量チャージしないと撃てないと言う制約がある。さらに、チャージし過ぎるとオーバーヒートするため弾は出ない。
つまり、見えない敵に対してちょうど良い感じにエネルギーをチャージしてちょうど良い感じにエネルギーを放たないと攻撃できない。しかも射程はかなり短いので、チャージをミスるとリカバリーが効きづらい。(こちら側は一発即死)
この煩わしさが、程よいゲーム性を生んでいる・・・と思う。
(イライラの方が大きかったけどね!)
○謎のセーブ制限
何故かセーブ出来る回数が決まっているという鬼畜仕様。
バイオもインクリボンがないとセーブは出来なかったけど、当時のホラーはセーブを制限することでプレッシャーを与える方式が流行っていたのかな。
基本は環境音のみ。
歩くコツコツが響いている印象。
まぁ”敵”の情報が”音”だからね。
もともとプレステで発売される予定のゲームだったが、
プレステのイベントの際に
飯野賢治「プレステやめて、サターンで出します!」
といったトンデモ発言をした事でも有名。
今回はセガサターンの中でも比較的感慨深い【エネミー・ゼロ】は紹介してみた。
正直インパクトの思い出が強く、ゲームとしての評価は今一度プレイしないと何とも言えないな。
テンポの悪さとセーブ制限で快適に遊べないけど・・・
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