ドラゴンクエストモンスターズ2イルとルカの不思議なふしぎな鍵 クリアレビュー【ネタバレなし】

ドラクエモンスターズ2  
レビューの鍵を解錠〜〜




発売日:2014年2月6日
ジャンル:RPG
対応機種:3DS
セーブデータ:1つ
クリア時間:55時間(裏ボス含む)

ドラクエモンスターズ2 公式HP
<オリジナル版>
発売日:2001年3月9日(ルカ)
    2001年4月19日(イル)
売り上げ本数:合わせて約150万本
対応機種:GBC

テリーに続き、イルルカのリメイクも登場!
実は、テリー発売時から”開発中との噂”はあったんだけど、噂があろうがなかろうが、
リメイク商法で喰ってるスクエニならまず出すよね。
モンスターズ2はGBのソフトの中でもかなり遊んだ作品だったからすごく楽しみだった。
↓以下レビュー
ブログレビュー用 キャラクター
○純粋無垢な兄妹 『ルカとイル』
ルカ イル 
お兄ちゃんのルカ と 妹のイル
半裸のむさい親父からよくもまぁ可愛い子供達が生まれたもんだ。 
あれ?もしかして・・・
GBの時は、背の低いイルは小さい穴に入ることが出来るが、
兄のルカは変化の杖で小さいモンスターに変身しないと入れないといった仕掛けがあったが、今作ではなくなっていた。
○いたずら王子の『カメハ』といたずら妖精『わるぼう』
カメハ わるぼう

諸悪の根源『王子カメハ』
王様や国民からの信頼度がすこぶる低い。そんな中を堂々生活するカメハのメンタルはそうとうなものだろう。
いたずらフェイスの精霊『わるぼう』
実はかなりイイ奴!国のために身を犠牲にする姿勢はまさに精霊の鑑である。
○DQM2ならではのモンスター達!!
ジェノシドー
ドラクエモンスターズ2でしか日の目を浴びていないモンスター達がこぞって登場。
ダークマターやオリハルゴンなど良モンスターが多いので、これは嬉しいと同時にとても懐かしい。
また、黒歴史扱いを受けている(?)
アスラゾーマ、サイコピサロ、ジェノシドー、しんりゅうおう
は四天王として優遇扱いを受けて登場。
突飛してダサかったアスラゾーマのデザインが修正されている。
ブログレビュー用 シナリオ
○ただの穴落ちゲーから、物語のある世界への冒険
ひたすら穴を落ちて淡白に徘徊するゲームではなく、
モンスターズ2は、ひとつの物語が繰り広げられる冒険の舞台が用意されている。
物語が用意されているおかげで、普通の『ドラゴンクエストようなRPG』として楽しむことが出来る。
モンスターズはいくら煮詰めても対戦ゲームとしては微妙なので、
純粋に物語を追うRPGとして遊びたいと個人的には強く思う。
○追加された新シナリオ『究極の鍵』
ED後は、新たな脅威がマルタの国を襲う。
ここからは、本作で追加された新シナリオが始まり、『不思議な鍵』と『異世界』の関係について明かされる。
内容は、これといって突飛したものではなく蛇足感はあるが、
前作のテリー3Dのような改悪要素になっている訳ではないので、その点は安心してほしい。
ブログレビュー用 ゲーム性 
○果てしない大地
扉を開けた先は、
広〜〜〜〜い大地が待っている!!

今作は携帯機と思えないほどフィールドが大きく、
モンスターが所々で優雅に生息している。
ドラクエ7やテリー3Dと比べると、冒険感に磨きがかかっていて良い。
○採用した意図が分からない新要素”モントナー”
モントナー 

今作では、いくつかのパーツを組み合わせてオリジナルのモンスターを作る”モントナー”という要素があり、
ゲーム中で2体入手することが出来る。
発表からの不安材料だったが、蓋を開けてみても大したものではなかった。
組み合わせられるパーツ数が少なく、皆似たような見た目になってしまいオリジナリティーは特に感じない。
そもそも、今作だけで800体のモンスターがいるのに何故”モントナー”を用意したのだろうか・・・
○より、自由な育成が可能に!?『新生配合』が登場
自由な育成が魅力的なモンスターズだが、
新システムの『新生配合』によって、更なる強化が可能となった。
・能力の上限がアップ
・特性が解放(+25、+50、新生配合 の順にモンスターの持つ特性が解放される)
・親の特性と入れ替えることが可能

これにより、1枠のスライムを3枠()の巨大モンスターとすることも出来る。
『新生配合』により、モンスターのカスタマイズ性はあがったが、
物語上ではとくに気にしなくてもクリアは出来るので、クリア後のやり込み用となる。
せっかくの新要素なので、物語を進める上で必須くらいの扱いになってもよかったと思う。
新生配合使わず、そこそこ配合したモンスターであれば裏ボスも倒せちゃうからなぁ。
※枠:モンスターにはそれぞれ大きさが用意されており、
  最大4枠の枠組みの中で自由なパーティ編成が可能。
Sサイズ(1枠)、Mサイズ(2枠)、Gサイズ(3枠)、超Gサイズ(4枠)

○序盤〜中盤は歯ごたえのある戦闘バランス
配合による、パワーインフレに対抗すべく、シナリオ中の敵もそこそこ歯ごたえのある調整となっている。
テリー3Dはぬるかったような記憶があるので、この調整は嬉しい。
物語中盤の『ヘルコンドル』に苦戦したりと、やりがいがあった。
が、終盤はバイキルトからの2枠〜3枠モンスターの複数攻撃を繰り返していれば特に困ることのない、
いつものドラクモンスターズクオリティなのは残念。
モンスターズは序盤〜中盤のやりくり感が一番面白いよね。
○対人戦は相変わらずの相性ゲーム
複数パーティの対人戦は難しいから仕方ない気もするが、
本作になって何かが変わったということもないかな。
いかに自分のフィールドにするかが重要なので、
相手の行動を読むというよりは、こちら側のしたいことを押し通すような対戦性。
新生配合により、ますますモンスターの型を読むことが難しくなった。
○超G級
超G級 ドラクエモンスターズ 
でっけぇぇぇえええええ!
と言わざるおえないくらい大きい。
一部の超G級モンスターはフィールドでも登場するのだが、表示は常に最優先なので、
遠くでも動いているのが見えるのには感動した。
○3Dを犠牲にした性能
このゲームは3D立体視には対応していない。前作では3D立体視には対応していたのだが・・・
実際に、プレイしてみれば分かると思うのだが、
・広大なフィールド
・超G級モンスターの徘徊

これらを両立させるためにリソースを割き、ゲームの快適性を強化しているのだなと気づく。
これはポケモンXYと同様で、
ポケモンも広大なフィールドを一気に読み込む影響で3D立体視を犠牲にしていると言われている。
ちなみにポケモンは、対戦では3D立体視を活用できるが、
ドラクモンスターズ2では戦闘でも立体視を使用することは出来ない。
立体視を犠牲にすることでクオリティがあがるのは嬉しいが、立体視での超G級は見てみたかったと思う。
ブログレビュー用 音楽 
○わくわくするフィールドBGMに対し・・・飽き気味な戦闘BGM

フィールド音楽は、哀愁がありとても好みなのだが、
戦闘BGMはいい加減飽きてきた感がある。とくにボス関係のBGMは盛り上がりに欠けインパクトが弱い。
ラスボスに専用のBGMがないのも寂しい。
ブログレビュー用 その他 
○統一感の無い技ネーミング

最近のモンスターズで追加された呪文は
・ダウン(攻撃低下)
など、FF並みの安易なネーミングが多かった。
ドラクエ10が発売し、呪文名が修正されたので、
今作にも引き継がれるかと思っていたのだが・・・
しょーもないネーミングは継続!!
『ダウン』って名前はドラクエとしてどうなんだ。ドラクエ10の『ヘナトス』で良いと思うんだけど。
また、作品ごとに効果の異なる『バイシオン』や作品ごとに名称の違う『ベホイマ、ベホイム』など、
ドラクエ作品を多くプレイしているからこそ気持ちが悪い。

○モンスターのモーション

モンスターの生態はパワーアップしている。
・モンスターが会議していたり
・戦闘していたり
・捕食されたり
・特訓していたり

広大なフィールドを散策しながら、モンスターの生態を観察するのもいいだろう。
○コンプ激ムズの限定コラボ要素・・・
ベリースライム 
今作もあります!限定モンスター!
いいかげんやめてくれー!!
ブログレビュー用 総評 
テリー3Dより手が込んでいるのは確かなのだが・・・
追加されたシナリオはそこまで盛り上がらず、
序盤〜中盤の戦闘バランスは楽しいが、終盤のバランス・戦法は相変わらず。
対戦コンテンツとしてはイマイチ・・・
リメイクが続いたこともあってか、マンネリ感が強くなってきた。
個人的には、ナンバリングドラクエのように、壮大な冒険をするモンスターズがやりたい。
(ドラクエ5みたいなものかな)
対戦は、システム上調整が難しいと思うので、
あくまでクリア後のおまけくらいでいいかな・・・
★良い点★
・レアなDQM2のモンスターの登場
・様々な物語を体験できる異世界
・広大なフィールドと複数のモンスターを表示
・快適な移動
・倍速戦闘によりテンポアップ
・生態系を感じるモンスターのモーション

★悪い点★
・強いマンネリ感
・店舗限定のコラボ要素
・相変わらずの戦闘バランス
・浅い対人要素
・BGMの使い回し
・立体視が無い

点数は80点
良ゲーではあるのだが、ギリギリ良ゲーといったところかな。
前作のテリー3Dを当サイトでは設立日の関係もあってレビューし損ね得ているが、
点数をつけるとしたら、
78〜80といったところかな。テリー3Dは魔王の扉廃止などのがっかり要素が目立つのがイタイ。

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