ブレイブリーデフォルト クリアレビュー【ネタバレなし】

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~クリスタルの解放をめぐる光の4戦士による物語~
FLYING FAIRY
・2013/8/6
・2013/11/27 修正



発売日:2012年10月11日
ジャンル:RPG
対応機種:3DS


プレイ時間:65時間
セーブデータ数:1個
クリアレベル:85
クリアルート:真終章
本作にはEDが2種類あります。(終章と真終章)
最後の選択でルートが変わるだけなので、観ようと思えばどちらのEDも観れます。

公式HP
俺によるブレイブリーデフォルト紹介
ゲーム音楽宣言 ブレイブリーデフォルトスペシャル!!
ブレイブリーデフォルト完全版登場!変更点を一緒に確認しよう
スクエニの新規RPG!開発はシリコンスタジオ。
発表当時は、
「これDSの光の4戦士の続編?」と思わせるデザインで、暗雲が立ち込めていた。(光の4戦士は評判イマイチ)
なんて思っていたがデザインが似ているだけで一応別物。
開発に前科のあるシリコンスタジオということもあり、一部ゲーマーの中では不安視されていた本作だが・・・・
ゲームの評判が良い!!
体験版を数回にわたって積極的に提供し、その反響を参考にして開発する姿勢はとても好感がもてました。
(ユーザーの声を聞かないとこんなことにも気付かないのか?と思うところもありましたが。)
以下レビュー↓
ブログレビュー用 キャラクター

○魅力的な4人の主人公

・ティズ
BBDFティズ
世話焼きでしっかり者の青年。
とがった特徴は無いが、パーティの仲介役で大事な存在。
・アニエス
BBDFアニエス
『火・風・水・土』 四元素クリスタルを司る巫女のうち、アニエスは『風』の巫女を担当する。
責任感が強く使命に忠実な女の子。方向音痴で天然なところがある。
・リングアベル
BBDFリングアベル
記憶喪失の青年。女性が好きで、いつもナンパをしている。
未来の事が書かれている不思議な手帳『Dの手帳』を持っている。
・イデア
BBDFイデア
勝気な女の子。
元々はアンチクリスタルを掲げる軍に所属していたが軍の方向性に違和感を覚え、クリスタル側のアニエス一向に加わる。
物事を”黒か白か”の2択で決めるクセがあり、視野が狭い。
・エアリー
BBDFエアリー
クリスタルに仕える妖精。空気になりがち、、、
BBDF3BBDF1
会話形式はかわいい人形劇みたいな作りになっている。
リザルト画面のレベルアップモーションがカワイイ!
ブログレビュー用 シナリオ
BBDF2
突如大地に”闇の大穴”が出現する。
それと同時に『火・風・水・土』四元素のクリスタルの機能が停止し、世界は混乱に陥る・・・
”クリスタルを解放することで世界が元通りになる”と訴える「クリスタル聖教」側のアニエス一向。
それとは対立に、”クリスタルに依存する世界からの脱却”を訴える「アンチクリスタリズム」側の敵軍。
いま・・・クリスタルをかけた戦いが始まるっ・・・!!





ゲームの目的が”クリスタルを懸けた戦い”というシンプルな内容なので、入口の敷居が低く誰でもこの世界に入る事が出来るだろう。意味不明な語録をつきつけられることは少なく、プレイヤーがストレスを感じる事は少ない。昔ながらの硬派なRPGのような雰囲気だ。
一見簡素なシナリオに感じがちだが、シナリオ背景はちゃんと練られている。意図して調べれば、その世界にもっとのめり込む事が出来るだろう。クリア後に調べてみると、「なるほどなぁ」と思った部分も多かった。

しかし、
このゲームは後半から評価が大きく二極化する。
シナリオ単体で評価する分にはそこまで酷いものではないが、ゲームで再現するのであればもうちょっと工夫が必要だったと思う。シナリオ展開に退屈&めんどさを感じ、詰みかけた現状がある。
また、クリアしてシナリオを冷静に振り返ってみると・・・
自分たちでひっくり返したちゃぶ台を自分たちで掃除したようなシナリオ展開である。
ブログレビュー用 ゲーム性

○あらゆる戦闘スタイル!『ジョブシステム』
BBDF JOB
本作の目玉。豊富にあるジョブを自分の思うがままに育成できる!
経験値の他に”ジョブに対する経験値”が存在する。これによりジョブが成長し、レベルが上がるとアビリティまたはサポートアビリティを習得する。サポートアビリティはセットするだけで効果が生まれるアビリティで、様々なジョブのサポートアビリティと組み合わせることが出来る。
○先の未来が載ってる?『Dの手帳』
シナリオに関するシステム。
リングアベルが所持していた『未来の事が書かれている手帳』。存在自体は非常に面白いのだが、活用性は薄いので空気化している。もっと積極的にプレイヤーに読ませて先の事を推測させるなり、ダンジョン攻略に役立てるなりゲームに絡ませるべきであったと思う。
プレイ現状と照らし合わせるのは面白いのだが、テキスト量が多くほとんどのプレイヤーがスルーしているシステムだと思う。
また、この手帳はちょっとした資料集の役割もしており
・世界観の説明
・キャラクターの説明
・武器、防具、道具の説明
・ジョブの説明
・チュートリアル
etc…

と万能である。ちなみに『手帳』ということもあり、文体がリングアベル視点で書かれているのも魅力の一つである。
○1ターンに何度も攻撃できるコマンド戦闘システム
単純なコマンドRPGに独自のシステム『ブレイブ&デフォルト』が加わったもの。
独自のシステムと言っても難しいものではない。誰でも簡単に理解できるだろう。
・ブレイブ
 L防御行動をしつつ”ターンを貯める”事ができる
 L最大貯金”3”回行動までキープ可能(例外あり)

・デフォルト
 Lターンを消費して1ターンに複数回行動できる
 L最大1ターンに”3”回行動可能
 Lターンをまえがりする事も出来る(例:”-3”の場合は3ターン休みになる)
・必殺技
 L必殺技を使用すると、必殺技のエフェクトの他にキャラクターごとの専用BGMが流れる
  専用BGMが流れている間は味方のステータスが上昇するという特殊な要素が加わっている
システム自体はとくに尖った所は無く、言及する部分は無い。
○ものすごく手間のかかる戦闘テンポ
戦闘テンポは正直良くない。主な原因が
・戦闘スピード
・必殺技の演出
・コマンド選択の手間

が挙げられる。
戦闘スピードはすこぶる遅い。
味方一人の攻撃の間に、ドラクエなら1ターン目が終了しているレベルである。体験版を通して行った、プレイヤーからの要望によりA(L)ボタン長押しで早送りが可能となったが、ボタンから指を離す事が出来ない。通常のスピードが早送りレベルで良かったと思う。
必殺技を使用すると専用のBGMが流れる。BGMの演出中は味方のステータスが上昇し有利な状況を作れるのだが、演出中はなんと早送りが出来ない!
必殺技を使用すると戦闘のテンポが格段に悪くなるので、使用をためらってしまい死にかけている要素である。BGMの長さと行動の遅さでバランスをとっている事は伝わるのだが、いくらなんでも雑な調整だと思う。
このゲームはコマンド戦闘なのだが、すごく手間のかかるユーザーインターフェースとなっている。
コマンド選択がファミコンテイストかつ『ブレイブ&デフォルト』システムのせいで残念な出来となっている。
BBDF4
味方コマンドを決定するまでに押すボタンの回数が非常に多い。このせいで戦闘のがイチイチだるい。
例:各キャラ3ブレイブ+通常攻撃=総ボタン数44回押すことになる
(デフォルトポジションが通常攻撃の場合)
これが”通常攻撃”ではなく”アビリティ”だと更にボタンを押す回数が多くなる。
また、コマンド選択は先頭のキャラから入力していく方式なので、先頭キャラのコマンドを変更したい場合は全リセットしてコマンドを入力しなおさなくてはいけない。
これはツライ!ボタンは十字&ABボタンくらいしか使用していない。
改善案として
・LRボタンでブレイブ&デフォルト可能に
・各キャラのコマンド順番は自由に
・攻撃開始ボタンはYボタンに
 Lコマンドを指示しなければ通常攻撃になる
 L例:2ブレイブの時にコマンドを「ファイア、指示なし、指示なし」と入力すると「ファイア、通常、通常」となる
・Xボタンで一括逃走可能に
・下画面タッチで、敵味方のステータス情報を確認できるように
 L現在の仕様では、一つ一つ点滅して表示されるので把握しづらい

褒めるべき点が一つもないデザイン。申し訳ないがセンスが無い・・・
○ざっくりな戦闘バランス
戦闘バランスはかなり大味バランスである。
・序盤~中盤前半
ダメージ判定のあるアイテムを投げるだけで勝てる。弱ダメージと強ダメージの2種類があるが、弱でも500の固定ダメージがある(弱点なら+α)。ダメージアイテムの値段はそこそこするのだが、入手経路が豊富なので困らなかった。
雑魚は総ブレイブで一掃が基本。
・中盤後半~終盤
急に殺しにかかってくる。総ブレイブで倒しきれないとかなり危険で、敵の行動パターンを把握していないとキツイ反撃をもらうようになってくる。状態異常が結構鬼畜。
ダメージアイテムも有効だが、火力的にアビリティの方に優秀なやつが揃っている時期であろう。チート気味のサポートアビリティを習得していれば負ける事は無いと思う。
・敵AI
一部敵はバレバレの行動パターンで動いてくる。
体験版の時は全部の敵が該当していたが、製品版は一部の敵に感じた。
○移動は楽だが、冒険感の薄いマップ
街・ワールドマップ・ダンジョン共にスケールが小さく感じる。
街にいる住民は、生活感を感じられない。街の規模がキャンプ地並だったりする。ワールドマップが凄くちゃっちく感じる。
その要因として、
・飛空挺・船の入手が早く移動の自由度が高すぎる
・数か所の同じ場所に何度も行くことになる
・ワールドマップに魅力を感じない
・次の目的地へのナビが明確すぎる
 Lメインクエストとサブクエストの目的地がハッキリしすぎていてやらされてる感がある

などが挙げられる。冒険してる気にはならなかった。
BBDF5
全体的にデフォルメが効いていて絵本のようなデザインだ。
ブログレビュー用 音楽

素 晴 ら し い

体験版では曲数も少なく、あまりピンとまでは来ていなかったが、製品版の蓋を開けてみたら良曲揃いだった。
サントラ購入しても良いレベル。
ラスボスのBGM演出は熱いものがあった、ぜひあの感動を味わっていただきたい。
ゲーム音楽宣言 ブレイブリーデフォルトスペシャル!!
↑まとめてみました
ブログレビュー用 その他
○3D具合
背景とキャラクターの色合いが似ているので、使用すると背景とキャラが同化しにくくなる。
○すれ違い通信
すれ違った人数を采配して”破壊された村”を復興していく。
復興すれば村限定の武器や道具など、ゲームを進める上で有利な状況を作る事が出来る。中盤付近で村を完全復活させる人が多いと思うが、すれ違い通信はゲームバランスの崩壊には繋がっていないので、ちょっと便利な程度に活用できる。
また、すれ違わなくてもWifiを利用してすれ違う事が出来る。(一日一回)
○ロード時間は無く、快適プレイが可能
ロード時間は特にない。また、施設の内装が用意されていないのでテンポよく利用できる。
○このゲームはFFじゃない!?
とあるインタビューで語ったFFであってFFでない」の意味。素直に感心した!!
ぜひクリアしてその真意を確かめてほしい。
ラスボス戦時にある謎の演出に笑ったw
最初は何が表示されているか理解できなかったぞ!

ブログレビュー用 総評
古き良き雰囲気を演出しつつ、ジョブ育成が楽しくやりこみたくなるゲームだった。
FF本編が大きく迷走しているので、一部のファンの間ではこちらが真のFFとして支援されていくのかもしれない。ただ、ゲーム全体のデザインは、残念な部分が目立つので次回に期待したい。
次回作の企画が動いているという話があったが、どうなっているのだろうか?発表が楽しみである。
続編確定とのこと!
★良い点
・古き良き雰囲気
・シンプルなシナリオ。背景はよく練られている
・素晴らしいBGM
・カワイイデフォルメキャラ
・シンプルで馴染みやすい戦闘システム
・カスタマイズが楽しいジョブシステム
・FFであってFFでない

★悪い点
・大味な戦闘バランス
・面倒な戦闘テンポ
・古いUI、操作性
・冒険感を感じづらい
・プレイヤーに負担がかかるシナリオ展開
・臨場感の薄い人形劇

音楽のクオリティに全て持ってかれたな
点数は74点
発売直後にブレイブリーデフォルトをブラウザゲーとして続編展開したスクエニの事なので、せっかくの新規タイトルも自然と消滅していく可能性は高い。

↑こちらが完全版

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