【PS3版】Jスターズビクトリーバーサス レビュー

Jスターズ
ジャンプ45周年記念作品!!



 
発売日:2014年3月19日
ジャンル:2VS2対戦アクション
対応機種:PS3/PSV
販売:バンダイナムコ
開発:スパイクチュンソフト

Jスターズ 公式サイト
男なら誰もが期待する、ジャンプキャラのお祭りゲーム!!
現役キャラから懐かしのキャラが入り乱れる!!
そんな、日本最強のキャラゲーに興味を持っている人は多いと思う。
しかし、
『バンナムのキャラゲーだしな・・・不安だ』
と、葛藤している人が大半であろう。そんな見込み顧客のために俺が人注力となって、レビューしていこう!!
↓以下レビュー
ブログレビュー用 キャラクター
○皆のヒーロー達が参戦!!・・・けどキャラ選が微妙?
Jスターズ キャラクター 
おなじみの人気キャラクタがー入り乱れる!!
参戦キャラクターは52人
そのうちの操作キャラクターは39人
他はサポートキャラクター(戦闘中に召還できる)として扱う。
今をときめく、ワンピースやナルトはもちろん。
ドラゴンボール、北斗の拳、聖闘士星矢、ぬ〜べ〜など幅広い層に受け入れられる作品が参戦。
全体的にみると20代中〜後半よりのキャラクター選抜のように見受けられる。
『キャプテン翼』や『キン肉マン』などを追加して30代にも積極的にアピールして欲しかった。
また、参戦作品からのキャラクター選抜も謎チョイスがあり、
一作品から無理して複数出すより、参戦作品を増やしてほしかったように思う。
○作品枠を超えた掛け合い!!
味方〜敵を含めて特定の組み合わせがあると、
作品を超えた激レアなキャラクターの掛け合いが用意されている。
声優さんが複数のキャラクターの声を担当していたりするので(たぶん)、
中の人繫がりで特殊会話があったりする。
ラッキーマン「ラッキー、クッキー、もんじゃ焼き〜」
ルフィ「ドリー、ブロギー、フランキ〜」
しかし、せっかくの掛け合いなのに、
しゃべるポーズや表情も同じで愛は感じない。ただの独り言の投げ合いのような会話劇だ・・・
○洗練はされていないキャラモデル
マネキン感があるというか、キャラゲーの中でもモデリングのクオリティはそこまで高くはない。
各キャラクターの攻撃モーションあたりはよく出来ていると思う。
ブログレビュー用 ゲーム性
○広いフィールドを駆け巡る3D対戦アクション!
Jスターズばとる 
本作はスマブラのような1画面で収まる2Dゲームではなく、
キャラクターの背面にカメラを置いた3Dフィールドの2VS2のアクションゲームである。
さらに、サポートキャラクター(以下、サポキャラ)を加えたスリーマンセルでチームが形成される。
サポキャラの仕様は
・サポキャラ専用のキャラクターがいる
・プレイキャラもサポキャラとして使用できる
・ダメージ受け中にも召還できる
・2人で1人のサポキャラを共有
・一度使用すると一定時間使用不可
となる。
また、独自のシステムとして『ビクトリーバースト』というシステムがある。
相手へ攻撃ラッシュを仕掛けるとゲージが溜まっていき発動できる。
発動すると、キャラクターの性能がアップし、超必殺技の使用が可能となる。
有利な状況がさらに有利になるイマイチなシステム
ちなみに、勝利条件はどちらかのチームを先に3回ダウンさせること。
○ダッシュや必殺技やガード(緊急回避)のためにスタミナゲージ管理が大事
強力な技を利用するにはそれ相応のスタミナを必要とする。
スタミナは自動で回復していくが、気を溜めることで自分から回復を図ることが出来る。
スタミナ回復や消費量の仕様はキャラクターごとに異なり、スタミナ管理はそのキャラクターにあった立ち回りが必要だ。
特にガードにまわすスタミナが重要で、
むやみに技を使用した後で防御側に移ると、スタミナ不足でガードブレイクを起こしてしまう。
ここら辺の駆け引きは中々面白いと思う。
○大味なキャラバランスと無駄に広いバトルフィールド
キャラクターのバランスはすこぶる悪い。
「まぁキャラゲーだからな・・・悟空とかルフィが強いよね。」
ということではなく、

・広いステージの割には近づく術が弱い
・相手との距離をとる攻撃手段が簡単(吹っ飛ばし、サポキャラ召還)
・遠距離の弾が避けにくい(両さんのロケランの追尾力は異常)
・開幕の距離が結構離れている
・攻める側のリスクが大きい

以上の要因から、遠距離キャラクターがシステム上強くなっている
開幕の距離が遠いので、スタミナゲージ溜めや変身(スーパーサイヤ人など)なども容易にできてしまう。
これが中々ストレスマッハで、好きなキャラクターが近接メインであると中々キツイ。
さらに、周りに岩のバリアを張る斉木(作品:斉木楠雄のψ難)も流行っているので、
近接キャラが狩られやすくなっている。

○簡単操作でできるコンボ!しかしトレモが無く、コンボルートの発掘が面倒

コンボは誰でも出来るワンボタン連打で必殺技まで繋がる。
・□ボタンの弱
・△ボタンの強攻撃
・○ボタンの必殺技

の3種がある。
基本は□連打か□の弱から△の強へ繋ぐ連携(吹っ飛ばし属性)。
このゲームには”トレーニングモード”が無く、コンボ開発が非常に面倒。
色々試したいのに環境が整っていないので、やる気にならない。
あまり細かく試していないので正確には言えないが、
コンボルートが多く存在する調整ではなさそう。
スタミナゲージのある分だけ高等テクニックなコンボルートが広がれば面白かったんだけどなぁ。
技の硬直をキャンセルできるのが少ないから幅が少なそう。
あと、最終コンボで吹っ飛ばす系が多いからスタミナあっても繋げにくいし、
スタミナ消費しても回復する間合いを確保できてしまうのがな。
(スタミナを使い切る高コンボ後は、防御面が不利になる駆け引きみたいのが無いきがする)
また、攻撃後の隙が大きく、からぶるとどうしようもないので、
スタミナゲージを消費して硬直キャンセルができると、もっと熱かったと思う。

○全体的に爽快感が無く、テンポの悪いバトル展開

フィールドは広いのにダッシュが遅く、爽快感に欠ける。
また、コンボがワンボタン連打で安定して繋がるため、一度捕まった時の拘束時間が長くダレやすい。
一番の苦痛が超必殺技周りだろうか。
Jスターズ ビクトリーバーサス 
ビクトリーバースト発動演出▶︎超必殺技発動可能▶︎超必殺技使用発動演出▶︎キャラクターによってはヒット時にも演出が移行する
この一連の流れがすごくウザイ。
使用者以外にもこの演出が流れるので、アクションゲームとしてものすっごくテンポが悪い。
キャラゲーにありがちな演出過多であり、このゲームも例外ではない。
○オンライン対戦も出来るぞ!!・・・しかし
オンラインには
・ランクマッチ(順位をあげる)
・プレイヤーマッチ(とくに何かある訳ではなくワイワイ遊ぶ)
が用意されている。
ランクマをプレイする際に注意なのが、1人でランクマをすることが出来ないこと。
最初にパートナーのマッチングをするのだが、キャラバランスの項目で説明した通りこのゲームのバランスは悪いので、
弱キャラであるとパートナー破棄されることは珍しくない。
負けると所持ポイントが減るため、強キャラでないと受け入れてもらえない状況が日に日に強くなっている印象を受ける。
反対にプレマは気軽にプレイできて楽しい。
しかし、ボイチャ機能を実装しているせいで警戒必須な部屋が多い。
・ボイチャ部屋
・プライベートスロット部屋

はスルーをお勧めする。
○Jカードを装備してキャラクターを強化!
ゲーム内で手に入れたポイントを使用してカードを入手することが出来る。
このカードでデッキを組み装備することで、キャラクターを強化できるのだが、非常にいらない要素である。
一番の問題はオンラインで人口を食い合うこと。
オンライン対戦では、カード有無の部屋を検索することになるのだが、貴重な人口をこの時点で割いてしまっている。
ただでさえ、フルバトルに4人必要なのにこの仕様は頂けない。
○面白みを感じない1人用モード
これがとにかくつまらない。
つまらないシナリオとつまらない掛け合いを追いながらのバトル。
中には、ハンデバトルなど面倒この上ない場面もある。
せっかくの掛け合いにはボイスは無く、45周年記念の割りには手が入っていない。
普通にアーケードモードのみで良かったと思う。
ブログレビュー用 音楽
○無駄なアニソンエディション
このゲームはカスタムサントラに対応している。(俺は利用していないので使用感は分からない)
しかし、オンラインではカスタムサントラは使用できないらしい。
特別版として、アニソンエディションに付属されているアニソンデータはオンラインでも使用できるとのこと。
しかし、アニソンはOPサイズで短く微妙とのこと。
ブログレビュー用 その他
○スパイクおなじみの原作知ったか


このセリフの詳しい内容はこちら▶︎何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!
スパキンメテオの時も知ったか原作知識の要素があったスパイクだが・・・
今作もあった!!
ブログレビュー用 総評
非常にわくわくした本作であったが・・・
やっぱりバンナムのキャラゲーはバンナムだった
という結論に落ち着いた。
好きなキャラクターを動かすことは楽しく、遊べなくはないが、
非常に大味かつテンポが悪く、すぐに飽きる。
★良い点★
・ジャンプのキャラクターで遊べる
・誰でも遊べる簡単操作
・よく再現できているステージ
・モーションがよく出来ている(キャラによる)
・PVがすごく面白そう
・めずらしく、課金要素が無い!

★悪い点★
・雑なキャラバランス
・雑なシステムバランス
・爽快感が無く、テンポの悪い戦闘
・微妙なキャラチョイス
・45周年記念という割には力の入っていない作り
・「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ」
・ものすごくつまらない一人用モード
・トレモが無い

点数は68点
少々低いかとも感じるが、
このゲームに対してモチベーションを取れる部分が、キャラクターしかないことに気づいた。
発売する前のワクワク感が一番楽しかった!
また、
PSV版は持ってないので分からないが・・・
どうやら操作でタッチを強要されるとかなんとか

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